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サーフィンと人生の共通点 ~波乗りから学ぶ生き方

 

サーフィンと人生の共通点 ~波乗りから学ぶ生き方

サーフィンは、ただ波に乗るスポーツではない。海と向き合い、自分と向き合い、自然の流れに身を任せながら進んでいく。その過程で多くのことを学ぶ。サーフィンを続けていると、人生にも通じる哲学があることに気づく。今回は、サーフィンと人生の共通点について語ってみようと思う。

1. 波は待たないと来ない ~タイミングの大切さ~

サーフィンをしていると、自分が乗りたい最高の波がすぐに来るとは限らない。何分、何十分と波を待つこともあるし、逆に予想外の波が突然来ることもある。波を焦って追いかけても、無駄にパドルするだけで体力を消耗してしまう。

これは人生にも言えることだ。焦っても、すぐにチャンスが来るとは限らない。むしろ、冷静に待ち、自分のタイミングが来た時に動ける準備をしている人の方が、成功を掴むことができる。仕事でも恋愛でも、波が来るのをじっくり待つことが大事だ。でも、待っているだけではダメで、いつでも動けるように準備しておくことも必要。

2. 波に逆らっても勝てない ~自然の流れに身を任せる~

サーフィンを始めたばかりの頃、沖に出るためにひたすら波に逆らってパドルしていたことがある。でも、いくら力を入れても波に押し戻されるばかりで、なかなか沖に出られなかった。ある時、流れを読んで、波の切れ目を探しながら進むことで、無駄な力を使わずに沖に出られることに気づいた。

人生でも、物事に逆らいすぎるとうまくいかないことが多い。自分の思い通りにならないからといって、無理に力を入れすぎると、疲れるだけで前に進めないことがある。時には、流れに身を任せ、うまく力を抜くことが大切。流れを見極め、タイミングを計ることで、スムーズに進める道が見えてくる。

3. 転ぶことは当たり前 ~失敗から学ぶ~

サーフィンで転ばずに波に乗れる人はいない。最初は何度も転ぶし、良い波に乗れてもバランスを崩してワイプアウトすることもある。でも、その失敗があるからこそ、どうすれば上手く乗れるかを学べる。転ぶたびに、自分の体の使い方や、波の動きを理解していく。

人生でも同じだ。失敗を恐れて何もしないより、思い切って挑戦して転ぶことの方が大事だ。転ぶたびに、次はどうすればうまくいくかを学び、成長できる。サーフィンも人生も、「転ぶ=終わり」ではなく、「転ぶ=学びのチャンス」だ。

4. 一瞬を楽しむ大切さ

サーフィンの魅力の一つは、その一瞬を全力で楽しめること。波は一つとして同じものはなく、同じ形の波は二度と来ない。その一瞬を逃さず、波に乗ることができた時の感覚は、何ものにも代えがたい。

人生もまた、同じ瞬間は二度と来ない。毎日が特別であり、今この瞬間を大切にしないと、気づいた時にはもうその時間は戻ってこない。未来のことばかり考えすぎたり、過去の失敗にとらわれすぎると、大切な「今」を楽しめなくなる。サーフィンのように、人生も「今」を全力で楽しむことが大切だ。

5. 波を選ぶのは自分 ~決断する勇気~

サーフィンでは、来る波すべてに乗れるわけではない。自分が乗る波を選び、決断しなければならない。そして、一度パドルして波をキャッチすると決めたら、迷わず全力で行く必要がある。中途半端な気持ちで行くと、波に巻かれてしまうこともある。

人生も同じで、どの道を進むかは自分次第。決断しないまま時間を過ごしていると、せっかくのチャンスを逃してしまうことがある。逆に、一度決めたら迷わず進むことが大切。迷いながら進むよりも、「これだ!」と信じて突き進む方が、結果としてうまくいくことが多い。

6. 楽しんだもの勝ち

サーフィンには、「The best surfer out there is the one having the most fun.(最高のサーファーとは、一番楽しんでいる人のこと)」という言葉がある。上手い下手ではなく、どれだけサーフィンを楽しめているかが大事ということだ。

これは人生にも当てはまる。どれだけ成功しても、どれだけお金を稼いでも、楽しめていなければ意味がない。人生の本当の成功とは、自分が楽しみながら生きているかどうか。サーフィンも人生も、楽しんだもの勝ちだ。

最後に

サーフィンをしていると、人生そのものと似ているなと感じることが多い。
波は待つもの、逆らわない方がうまくいく、転んでもまた立ち上がる、一瞬を楽しむ、波を選ぶのは自分、そして何より楽しんだもの勝ち。

サーフィンが好きな人なら、きっとこの感覚がわかるはず。だからこそ、サーフィンを続けることで、人生そのものをより楽しむヒントが見えてくるんじゃないかな。

さあ、次の波に乗る準備はできている?